身近な動物、野良猫の被害状況と対策
野良猫とは人間の生…
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野良猫とは人間の生活圏に生活する猫のうち特定の飼い主が存在せず、野外で生活する猫の総称です。猫には犬のような登録制度や放し飼いを規制する法制度がなく、飼い猫と野良猫の区別が難しいため、保健所を含む公的機関による猫の駆除や捕獲は出来ないのが現状です。周辺住民の野良猫に対する感情の温度差も駆除が進まない原因のひとつで、イタズラや頻尿に怒りを覚え、猫を見るのも嫌という人もいれば、保護したいと思う人がいるからです。
今回は野良猫について、どのような対策をすればいいのかご紹介します。野良猫被害を抑えるためにこちらの記事を参考にしてください。
ペットとして飼われていた猫が捨てられたり逃げ出した後に繁殖してしまった猫が野良猫と呼ばれます。もとはと言えば人間が起こした問題で猫は本能のままに生きているだけに過ぎませんが、増え続けると地域の環境や生態系を破壊することも考えられます。
野良猫(野良犬も同様)をむやみに傷つけたら、動物愛護法により5年以下の懲役または500万円以下の罰金に課せられる恐れがあります。
同じく愛玩動物に故意にエサや水を与えずに衰弱させるなど虐待を行った者や愛護動物を遺棄した物にも1年以下の懲役又は100万円以下の罰金という罰則が設けられています。
お住まいのエリアによっては地域猫活動に力を入れていることもあります。 飼い主のいない猫に特定の場所に定め餌やりやトイレの後始末を行います。さくら耳猫「ハロー地域ねこ~」ACジャパンのテレビCMを目にしたことはありませんか?
地域猫活動と同時に、保護猫活動、避妊去勢手術を施した際、耳Vカットし元の場所に戻す活動を行政と協力して行っている団体もあります。
例えば野良猫が住み着いたり子猫を生んだ際に保護活動団体に連絡すると団体のボランティアが捕獲してくれる場合もあります。
野良猫に限らずネコ科の動物は1度オシッコやウンチをした場所を覚えています。決まった場所で排泄する習性があり、庭で悪臭を放つフンを片付けても何度も繰り返し野良猫が現れるのは、自分の匂いが残っているからです。猫の嗅覚は人間の何倍も優れているのでここは自分の場所だと何度もマーキングをして縄張りを主張します。
野良猫であれば居心地の良い場所を縄張りに選びます。気に入れば自分の縄張りにして住み続けます。人間にしてみれば「ちょっと待って!家の敷地なんだけど!」と思うでしょうが猫にそんなことは関係ありませんし、分かりません。犬の場合縄張りに侵入してくる他の動物に対して激しく威嚇や攻撃を加えますが、猫は自分のテリトリーから追い出す対象は他の猫だけです。ですからあなたの家の庭の一角にいつも陣取って、人を見ても逃げようとせずじっとしているのです。
野良猫の被害にあった方なら、庭に入り込んだ猫を大きな声で追い出そうとしたり、水をまいたり、時にはホウキなどで追い払おうとしたことがありませんか?最初のうちは驚いて逃げ出した野良猫が、いつの間にかまた元の場所に戻って来ているなんて経験はありますよね。野良猫は自分を驚かせた人間の様子を観察して見分けます。人間がいない時間をしっかり把握して、居心地のいい場所で日向ぼっこなどしてのんびり過ごしていたりします。
猫は水が苦手な事は知られていますが、環境の変化には意外と適応能力が低いことをご存じない方は多いのではありませんか?自転車の置き場所や植木などが、いつもと同じ場所にないと落ち着かなくて来なくなったりする性質があります。お酢や柑橘系の香りは苦手なので駆除する時には覚えておくと良いかもしれません。
野良猫に限らず猫は高い運動能力を持っています。木登りやジャンプも得意です。野良猫は鳥や昆虫をとったりエサを求めてゴミをあさったりします。庭の木や枝を伝って屋根に登ることも可能ですので注意が必要です。人間の食べ物を狙ってドアを開けたり窓の隙間から家に入り込むことがあります。食べ物残しを出しっぱなしにしないよう気を付けてください。
・野良猫が勝手に庭に入りフンをされた。 ・畑を荒らされたり、車や壁を傷つけられた。 ・家に入り込み食べ物を盗られた。
野良猫の被害が増えている要因に高い繁殖力があります。生後半年ほどで繁殖が可能となり1度に3~5頭出産しますので、避妊去勢が済んでいない野良猫により大繁殖が加速されます。1頭の妊娠猫が子孫を残し子孫同士で繁殖してしまうと,3年後には2,000頭以上に増えることが可能です。
猫は体臭が少ない代わりに、排泄物の匂いがキツイ特徴があります。子供の砂場や畑など掘り起こされる被害も発生します。
猫は発情期になると夜から明け方にかけて人間の赤ん坊のような鳴き声を発します。オス同士は縄張りや繁殖相手を巡って唸り声をあげて喧嘩もしますので騒音で睡眠不足に陥る方もいます。
猫は野良猫なのか外で飼われている猫なのか判断が難しい上に動物愛護法で守られている動物です。勝手に殺処分することは出来ないので注意が必要です。違反した場合厳しく処罰される可能性があります。
野良猫が自宅に近づかないように自分で出来る対策をしましょう。 それが難しい場合は専門業者にお願いするのが解決の近道です。
猫が嫌いなハッカ系の散布・ハーブの栽培 砂利を大きめにして歩きにくくする 水を嫌うのでセンサーで散水機を作動させるなどがあります
エサになるものを家の周りに放置しない工夫をしましょう。野良猫に限らず野生動物はエサを探して歩き回っています。家の周りやご近所にエサになる物が放置されていると野良猫が集まってしまいます。ゴミの日の前の晩から放置していると夜の間に荒らされてしまうのでゴミは指定の日の朝に出すようにしましょう。
換気のため開けた窓から家に侵入する事もあるので食べ残しなど台所やテーブルの上に放置するのもやめましょう。
野良猫は俊敏に動きまわり、ジャンプ力も優れています。塀から屋根に上る事も可能です。背の高い木の伐採や、積まれた雑誌や壁に接した自転車、段ボール箱などは撤去しましょう。自宅の庭なら自力で対処できても隣の家の塀や木、隣家と接しているなどはどうする事もできないのが現状です。
効果的なのは元は鳥よけの道具ですがバードスパイクといった動物の歩行を困難にする装置も有効です。屋根の上につけることで野良猫が近づきにくくなる効果が期待できます。
床下に入り込み子猫を産んだ例もあります。侵入口を塞ぐようにしましょう。その際は中途半端な塞ぎ方だと開けられてしまうので金網などで強固に塞ぐ必要があります。一度でも侵入していると繰り返し侵入される可能性も高く、中に野良猫が残った状態でふさいだ場合、餓死してしまうと腐敗が進み不衛生で問題です。専門業者に確認を依頼した方が無難です。
最もお勧めなのは猫が嫌がる独特の超音波での撃退法です。「すぐにでも庭から猫を追い出したい」そんな方に手軽に設置が出来てすぐに効果が表れるのでおすすめです。他の猫糞尿対策に比べると1個16,280円と割高ですが、利用者からは最初から番人君を使っておけば時間とお金が無駄にならなかったのにという声が多く寄せられています。
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費用をおさえて対策をおこない方にお勧めなのは、猫の嫌がる忌避剤を置く方法です。[キャットおどろく ノラ猫バイバイ!] は。猫の嫌がるニオイを発するネコ除けを置くだけでネコを寄せ付けません。
忌避剤は砂状のものもあります。お庭に広範囲にまけるのが特徴です。
猫の捕獲を行う場合には猫をきづけないためにも専用の檻を用意してください。
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野良猫はテリトリーに強く執着する縄張り意識が強い動物ですが、身の危険を感じる体験をするとその場所は通らなくなる習性があります。野良猫にこの場所にはもう安全な時間帯が無いと察した野良猫は自然とあなたの家から遠ざかるようになっていきます。
自分で対策ができない場合には、専門業者に依頼することを検討しましょう。野良猫対策には、害獣・害虫の専門駆除業者に加えて便利屋に相談することも有効です。
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今回は、野良猫対策の方法・生態を調べました。猫を傷つける対策の方法では罰せられますので絶対に行わないようにしましょう。野良猫対策グッズのご紹介をさせていただきました。
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